TRichViewが双方向テキストに対応するようになりました。
新しい文字揃えオプションに加え、RAD Studio 10 Seattleにも対応。
TRichViewは、ハイパーテキスト文書を表示、編集、印刷するためのネイティブDelphi/C++Builderコンポーネントのスイートです。 これらのコンポーネントは、文書の表示や(Webブラウザのようでありながら、Delphiアプリケーションで簡単に制御可能)、チャットとメッセンジャー、特殊なエディター(Webとヘルプのオーサリング)のほか、リッチテキストを編集してデータベースやファイルに保存する必要があるアプリケーションのどこででも使用できます。
バージョン16の特長
- テキストの書式設定
- Uniscribeライブラリを使うため、双方向テキストやエキゾチックなスクリプトを正確にレンダリングできます。
- 両端揃えやカスタムの文字間隔を双方向テキスト(Windows APIとUniscribeテキスト処理の両方)に適用できるようになりました。
- 段落の新しい配置方法である「均等割り付け」が使えるようになりました。これは両端揃えに似ていますが、単語間ではなく、すべての文字間にスペースが入ります。極東言語で一般的に使われている配置方法です。
- 両端揃えまたは均等割り付けされた段落の最後の行の配置をカスタマイズできます。
- 表のセル内の縦書きテキスト用の特別なオプションが用意されています(縦書きフォントの自動適用、列順を右→左から左→右に切り替え)。
- 視覚的な改良点
- 段落、表、表のセル、テキストボックスの背景の透明度を調節できます。
- ScaleRichViewで透明な画像を印刷できるようになりました(これまではTRichViewでしかできませんでした)。
- ユーザーインターフェイスが高解像度の表示モードと互換性があります。
- RichViewActionsで2つのツールバー画像セットを使用できるようになりました。
- その他の変更点
- RVFファイル以外にスタイル(StyleTemplates)を保存するオプション。
- ScaleRichViewの行番号。
- 「ページ数」フィールドを挿入するための新しいコマンド。
- RichViewActionsで、表や横線のデフォルトのプロパティを定義できます。
- 両端揃えの段落や長いテキスト文字列をより効率的に処理できます。
- 表のレイアウトアルゴリズムが改善されました。
- Embarcadero RAD Studio 10 Seattleに対応できます。
TRichViewについて
TRichViewは1999年から、DelphiとC++ Builder用のリッチテキスト編集コンポーネントの開発を手がけています。